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神の救いの約束

主はモーセに言いました。「わたしがしようとしていることは、そのうちわかる。王はどうにもならなくなってから、ようやくわたしの民を行かせるだろう。その時には、行くのを許すというより、むしろ国から追い出さないわけにはいかなくなるのだ。 2-3 わたしはアブラハム、イサク、ヤコブに現れた全能の神、主である。もっとも、彼らには主という名ではわたしを知らせていなかったが……。 わたしは彼らと聖なる契約を結んだ。彼らと子孫とに、彼らが当時住んでいたカナンの地を与えると約束した。 今、イスラエル人がエジプト人の奴隷となってうめき苦しんでいるのが、よくわかった。そして、昔の約束を思い起こした。 だから人々に、主が必ず救い出すと伝えなさい。見ているがいい。わたしは大きな力をふるい、みわざを行う。彼らを奴隷の鎖から解き放ち、自由にする。 彼らはわたしの民となり、わたしは彼らの神となる。彼らは、エジプトから救い出したのがわたしであることを知る。 8-9 アブラハム、イサク、ヤコブに与えると約束した地に、わたしは彼らを連れて行く。その地はわたしの民のものとなるのだ。」

モーセは、主から聞いたとおり人々に伝えました。しかし、もうだれも耳を傾けようとしませんでした。彼の言うことを聞いてひどい目に会ったため落胆していたのです。

10-11 主はまた、モーセに語りかけました。「さあもう一度、ファラオのもとへ行き、イスラエル人を行かせるように言いなさい。」

12 しかし、モーセは素直に従えません。「主よ、同胞のイスラエル人でさえ、もう私の言うことを聞こうとしないのです。まして、ファラオが聞くはずがありません。それにだいいち、私は口べたなのです。」

13 主はモーセとアロンに再び、イスラエルの民とファラオにもう一度話し、イスラエル人の出国を要求しなさいと命じました。

モーセとアロンの系図

14 彼らの家系の長は次のとおりです。

イスラエルの長男ルベンの子は、エノク、パル、ヘツロン、カルミ。

15 シメオンの子は、エムエル、ヤミン、オハデ、ヤキン、ツォハル、サウル〔母親はカナン人〕。

16 レビの子の家系は、ゲルション、ケハテ、メラリ。レビは百三十七歳で死にました。

17 ゲルションの子は、リブニ、シムイの氏族。

18 ケハテの子は、アムラム、イツハル、ヘブロン、ウジエル。ケハテは百三十三歳で死にました。

19 メラリの子は、マフリ、ムシ。

以上がレビの一族の家系です。

20 アムラムは父親の妹ヨケベデと結婚しました。その子がアロンとモーセです。アムラムは百三十七歳で死にました。

21 イツハルの子は、コラ、ネフェグ、ジクリ。

22 ウジエルの子は、ミシャエル、エルツァファン、シテリ。

23 アロンは、アミナダブの娘でナフションの妹エリシェバと結婚しました。彼らの子は、ナダブ、アビフ、エルアザル、イタマル。

24 コラの子は、アシル、エルカナ、アビアサフ。これがコラの一族です。

25 アロンの子エルアザルは、プティエルの娘と結婚しました。その子の一人がピネハスです。

以上がレビ族の長とその氏族に属する家族の名です。

26 この中のアロンとモーセの二人が、「イスラエル人を一人残らずエジプトから救い出せ」と、主から命令を受けたのです。 27 彼らはファラオのところへ行き、イスラエル人をエジプトから去らせるようにと要求しました。 28-29 二人はまた、「わたしが主である。行って、わたしの言うことをみなファラオに伝えよ」という命令も受けました。 30 その際モーセは、「私にはできません。口べたなのです。どうして彼が、私などの言うことを聞くでしょう」と答えました。