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64 1-2 神よ、この訴えに耳を傾け、
残忍な悪者どもの企みから守ってください。
彼らの舌は、剣のように研ぎすまされていて、
私をひどく傷つけます。
情け容赦ないことばを矢のように、
この胸に射かけてくるのです。
彼らは待ち伏せては、
罪のない者を不意打ちにしますが、
何かを恐れるということもありません。
彼らは互いに励まし、悪事を行うのです。
ひそかに示し合わせては罠をしかけ、
「まさか、気づかれるはずがない」と言っています。
目を光らせて悪事を重ねる機会をねらっているのです。
いくらでも時間をかけて、際限のない悪知恵を働かせ、
策略を巡らします。

しかし、神から不意に矢が飛んで来て、
彼らを突き刺します。
彼らはよろめいてのけぞり、
敵対していた相手の手によって、
息の根を止められるのです。
それを見ていた人々はみな、あざ笑います。
同時に、すべての人は恐れに取りつかれ、
神の奇跡の偉大さを口にするのです。
こうして、神は驚くべきことをなさるお方だと
思い知ります。
10 正しい人は主を信頼して喜び、
賛美のことばを惜しみません。