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聖なる者となりなさい

19 1-2 さらに主はモーセに、次のことを人々に教えるように告げました。「あなたがたの神、主であるわたしは聖なる者であるから、あなたがたも聖なる者となりなさい。 両親を尊敬し、安息日の定めを守りなさい。わたしはあなたがたの神、主だからだ。 偶像の神々を造ったり、拝んだりしてはならない。わたしはあなたがたの神、主である。

和解(感謝)のいけにえをささげるときは、正しくささげなければならない。 その肉はささげた日か、遅くとも翌日には食べなさい。三日目になってまだ残っている分は必ず焼き捨てなさい。 三日目に食べても、わたしは不快に思うだけで受け入れない。 そればかりか、食べた本人は主の神聖さを汚したのだから罪となる。彼はイスラエルから追放される。

刈り入れのときは、畑の隅々まで刈り取ってはならない。地面に落ちた穂を拾い集めてもいけない。 10 ぶどうの収穫の場合も同じで、実をすっかりもぎ取ったり、ぶどう畑に落ちた実を拾ったりしてはならない。貧しい者や在留外国人が取れるように残しておきなさい。わたしはあなたがたの神、主だからだ。

11 盗んだり、うそをついたり、だまし取ったりしてはならない。 12 わたしの名にかけて偽って誓ってはならない。それは神の名をひどく傷つけることである。

13 人を虐待したり、人のものを奪い取ったりしてはならない。使用人にはきちんと給料を払いなさい。支払いを翌朝まで延ばしてはならない。 14 耳の聞こえない人をさげすんだり、目の見えない人をわざとつまずかせたりしてはならない。神を恐れなさい。わたしは主である。

15 人をさばくときは、いつも公正なさばきをしなければならない。強い人か弱い人か、金持ちか貧しいかによって、左右されてはならない。

16 うわさ話をして回ってはならない。ありもしないことで人を訴え、罪に陥れてはならない。

17 人を憎んではならない。罪を犯した者は戒めなさい。放っておいてはいけない。さもないと同罪とみなされる。 18 復讐してはならない。人を恨んではならない。むしろ、自分を愛するように人を愛しなさい。

19 わたしのおきてを守りなさい。種類の違った家畜を交配させてはならない。畑に二種類の種をまいてはならない。毛と亜麻の混紡の服を着てはならない。

20 婚約している女奴隷を誘惑した場合、二人とも裁判を受けるが死刑にはならない。女が自由の身でないからだ。 21 誘惑した男は、罪過を償ういけにえを幕屋の入口に持って来る。いけにえは雄羊でなければならない。 22 祭司は雄羊をささげて、その男が犯した罪の償いをする。そうすれば赦される。

23 約束の国へ入って果樹を植えたら、何の木であっても三年は実を食べてはならない。礼拝規定で汚れたものとみなされるからだ。 24 四年目に全収穫をささげ、神の恵みをたたえる供え物としなさい。 25 五年目からは、収穫はあなたがたのものとなる。

26 血抜きしていない肉を食べてはならない。占いや魔術を使ってはならない。 27 こめかみの毛をそったり、ひげの両端を刈り込んだりしてはならない。それは異教徒のすることだ。 28 葬儀の時に死者を悼んで自分の体に傷をつけたり、入れ墨をしたりしてはならない。

29 娘に売春をさせて身を汚させてはならない。恐ろしい悪が国中にはびこらないように、こう警告しておく。

30 安息日の定めを守り、幕屋を神聖な場所として重んじなさい。

31 霊媒や口寄せに頼って心を惑わせてはならない。

32 老人には一目おき、尊敬を払いなさい。また、神を恐れなさい。わたしは主である。

33 あなたがたの間に住む在留外国人の弱みにつけ込んだり、虐待したりしてはならない。 34 国民と同様に扱い、自分を愛するように愛しなさい。自分たちもエジプトでは在留外国人だったことを忘れてはならない。

35-36 判断は公平で正しくなければならない。正確なはかりを用いなさい。長さでも重さでも量でも、正しくはかりなさい。わたしは、あなたがたをエジプトから救い出した、あなたがたの神、主である。 37 わたしの命じたことは、どれも注意深く守りなさい。わたしは主である。」