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金の燭台と二本のオリーブの木(第五の幻)

それから、話していた御使いが、私が眠っていたかのように私を呼び起こしました。 「今、何が見えるか。」「七つのともしび皿がついた金の燭台です。てっぺんにオリーブ油をためる所があり、七本の管を通ってそれぞれの皿に油が流れ込みます。 また、燭台の油タンクの両側に、オリーブの木が一本ずつ彫りつけてあるのが見えます。 何でしょう。意味がわかりません。」 「ほんとうに知らないのか。」「はい。知りません。」

「これは、ゼルバベルへの神のことばだ。『権力によるのでも、能力によるのでもなく、わたしの霊によって』と全能の主が言われる。あなたがたは少数で、弱いが、わたしの霊のゆえにやり遂げることができる。 だから、どんなに高い山が立ちはだかってもゼルバベルには何でもない。そして彼は、神のあわれみに大声で感謝しながらこの神殿を建て上げ、すべてが恵みによってのみ行われたと言うようになる。」

私は主から次のような別のことばを示されました。 「ゼルバベルは神殿の土台を据え、それを完成させる。その時あなたは、これらのことばが全能の主である神からのものであったことを知る。 10 これを小さなことと考えてはならない。主はその仕事が始まり、ゼルバベルの手に重りをつけた糸があるの見て喜んでいる。七つのともしびは、世界中を見渡す主の目を表すからだ。」

11 それから私は、燭台の両側にある二本のオリーブの木と、 12 二本の管を通して油を金の鉢に注ぐ二本の枝のことを御使いに尋ねました。 13 「あなたはこれが何か知らないのか。」「はい。」 14 「それは、全地の主を助ける、二人の油を注がれた者を表す。」